
カスティージョ種(castillo)
コロンビアで最近よく聞くようになった品種カスティージョ種。
耐病性もあり味も良いということらしいです。
コロンビアは、その昔良質なアラビカコーヒーの産地と知られていました。
1970年代に、さび病が中南米に広がったことにより、コロンビアでは、
カチモールとカツーラの交配種バリエダ・コロンビア種が主流になり、
コロンビアのクォリティは落ちたといわれていました。
実際には、品種だけで味が決定されるわけではないので、
コロンビア種でも、美味しいものは沢山あったと思いますが、
一般論として品質の低下は避けられなかったということだと思います。
カスティジョ種は、カチモールとカツーラの交配種ですが、
さらに5世代にわたり選別を繰り返し出来上がった品種です。
2015年10月に、コロンビアに訪問した際には、
エクスポーターの研究では、カスティージョ種は、他の品種に比べて、
熟度を上げて収穫することができ、そうすることによって他の品種に劣らないコーヒーになると言っていました。