
コスタリカのマイクロミル革命の進化
1月31日~2月8日までコスタリカへ買い付けの旅に行ってきました。
6年連続7回目のコスタリカです。
今年は、収穫が1か月ほど遅れているようで、サンプルがそろうのか心配しましたが、カッピングしたサンプルは、とてもすばらしく満足のいく買い付けができました。
2000年ころに始まったコスタリカのマイクロミル革命は、第三ステージに突入しました。
第一ステージは、マイクロミルができるまでは、農協などの業者に収穫したチェリーを売っていた生産者が、独自のマイクロミルを設立して、栽培から生産処理までてがけることにより、他の品質の悪い豆と混ぜられることなく、高品質なコーヒーの販売が可能となりました。
今では200程のマイクロミルがあるそうです。
2006年ころから第二ステージがはじまり、ハニーコーヒーに代表されるいろいろな生産処理方法が確立され、生産処理による味の違いを生み出すことも可能になりました。
2015年ころから第3ステージに突入です。
第三ステージは、新しい品種の生産です。
コスタリカのメインバラエティは、カツーラ、カツアイ、カチモールでしたが、
クオリティをもとめる生産者は、植え替えをすすめて様々な品種を植えています。
それが実を結んできたということでしょうか。
クオリティをもとめる生産者は、植え替えをすすめて様々な品種を植えています。
それが実を結んできたということでしょうか。
品種としては、Geisha SL28 Tyipca Bourbon Villasurchi Villalobos Pacamara Moka Etiopiaなどです。
昨年のカップオブエクセレンスでは、エルバスのSL28が優勝、2位がブルマスのGeishaでした。
カップオブエクセレンスに出品できるだけ生産量が収穫できるようになったという証だと思います。
今年のサンプルでも、これらの品種のサンプルが多く出てきてい良い結果がでていました。
植物園のような環境でコストも無視して育てるならば、品種のちがいも出るかもしれないが、自然の中ではそういうわけにもいかず、品種よりもマイクロクライメイトの方が味に与える影響は大きいといわれていましたが、マイクロクライメイトも素晴らしく、意欲も高い生産者が取り組めば、品種の味も再現されるのだということがよくわかりました。
今回の買い付けで、SL28 Etiopia Tyipica Mを買い付けしたのでお楽しみに。
昨年分で、ブルマスのGeisha Naturalを購入してあるので、間もなく販売開始いたします。
当店で第3ステージのコスタリカをお届けできそうなので楽しみにお待ちください。
画像は、cuturaとetiopiaのハイブリッド


